※本ページにはアフィリエイト広告が含まれています。

このシリーズ「新入社員、○○に出会う」は、新入社員が職場で遭遇する出来事や、ちょっと困った上司・先輩とのやりとりを、実体験風のショートストーリーでお届けする連載です。
※シリーズ記事一覧は こちら
各話あたり3分程度で読めるボリュームで、モヤモヤの正体や対処法については後半でちょっとだけ解説します。
会議で初めて発言してみた
入社して初めて、僕は定例会議というものに参加することになった。
会議の終盤、僕を除く参加者が一通りの発言を終えたタイミングで
「せっかくだから、君の意見も聞かせてよ」
先輩がそう言ってくれた。
まだ何の実績もないのに自分の意見を聞いてもらえる!
緊張で声が裏返りそうになるのを必死で抑えながら、僕は入社した時から思っていたことを話した。
「あ、あの、ここの入力画面って、もう少し簡略化できないでしょうか。お客様目線だと、少し分かりづらいかもしれなくて」
その時、会議室は静寂に包まれた…
その瞬間、会議室が静寂に包まれた。あの沈黙の気まずさを、僕はきっと忘れないだろう。
「なるほど、新人らしい意見をありがとう」
誰かがフッと鼻で笑ったのが聞こえた気がした。
「では次回の会議は〇日ということで」
司会者がそう言うと、先輩方は何もなかったように皆立ち上がり、各自の仕事に戻っていった。
あれ?僕の意見はどうだったんでしょうか?
ポイント解説:車輪の再発明とは?

ここがポイント!
あなたが思いついたアイデアは、別の誰かがとっくに検証済みという可能性があります。
つまり同じようなことを過去に試してみたことがあり、メリットよりもデメリットの方が多かったのでボツになった、という流れです。
「車輪の再発明」とはビジネス慣用句で「誰かがすでに解決済みの問題を、知らずにもう一度一から解決しようとしてしまう」という状況を表しています。
なので、せっかくのあなたのアイデアをまともに取り扱ってくれないとしても、
「ウチの会社は前例がないことにチャレンジする気がない!入社したのは失敗だった!!」
と決めつけるのは早過ぎです。
ダメな会社にも色々ある
改善策を考える際には、過去にどういう経緯があって今のやり方に落ち着いたのかを調べてみると発見があるかもしれません。
よく「前例がないからやらない」というのはダメな会社の象徴のような言われ方をしますが、過去の事例に学ばないというのも、それと同じくらいダメな会社であるのは間違いありません。
とはいえ、上の例のように新人の意見がなぜダメなのか、誰も説明してくれないのもかなり問題ですが…。
