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このシリーズ「新入社員、○○に出会う」は、新入社員が職場で遭遇する出来事や、ちょっと困った上司・先輩とのやりとりを、実体験風のショートストーリーでお届けする連載です。
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各話あたり3分程度で読めるボリュームで、モヤモヤの正体や対処法については後半でちょっとだけ解説します。
とある日、若手世代の代表になる
とある日、僕は電車の遅延により数分だが出社時間に遅れてしまった。
理由を説明しようとした矢先、上司がため息まじりに言った。
「ああ、今どきの若い子はこれだからなぁ」
…えぇ、今どきの若い子っていうか、今朝の電車の運行の話なんですけど。
「まあ、Z世代ってそういうもんだって聞くしなぁ」
こうして僕は今日、一つの世代を代表する存在になった。できれば辞退したいのだけれど。
その翌日、早くも代表から陥落
翌日、今度は別の先輩とランチに行った際、こんな話になった。
「そういえば、今の若い子ってあんまり飲み会来たがらないよね」
「あ、僕は誘ってもらえれば普通に行きますよ」
「え、そうなの? いや、うちの部の後輩に断られたことがあってさ」
こうして、あっけなく僕は代表の座から陥落した。わざわざ辞退するまでもなかった。
そして誰だか知らないけど「うちの部の後輩」が新たに若手世代の代表に。
サッカー日本代表から外されて悔しそうにコメントしている選手の気持ちが、今なら一億分の一くらいなら分かる気がする。
ちなみに僕はまだ、この会社の飲み会を一度も断ったことがないことを付け加えておく。
ポイント解説:脳は決めつけることで楽をしようとしている?

ここがポイント!
ここでは「一般化バイアス」と呼ばれる、認知の偏りが影響しています。
わずかなサンプル・事例を元に
- 「○○はみんなこれだ」
- 「〜世代は困ったものだ」
- 「だから日本は(外国は)ダメなんだ」
など、全体を結論づけてしまう(一般化する)傾向は誰の心にも備わっています。
こうした傾向を「一般化バイアス」と呼び、判断ミスの原因になる一方で「ものごを単純化してしまうことで考える労力を省くことができる」というメリットもあると考えられています。
ここで重要なポイントは2つ。
- 無意識のうちに(悪意がなくても)物事を決めつけてしまっていないか、慎重な判断が必要な時ほど自分を疑ってみる
- ニュースなどを見る時、「一般化バイアス」を印象操作に利用する人がいる可能性を疑ってみる
偏った情報、限られた事例により「○○国の人はみな粗暴だ」などと決めつけてしまうのは非常に危険です。
スマホスワイプ世代 VS キーボードブラインドタッチ世代
そういえば、僕自身にも心当たりがある。
「年配の人って、みんなパソコンが苦手なはず」
学生の頃はなんとなくそう思っていた。
しかしスワイプが苦手でもブラインドタッチは鬼のように速い、50代以上でもそんな人はたくさんいることを入社してから知った。
僕も人のことを言えない。ここは反省しておこう。
